心の傷を時間かけて癒してくれた人

a582
る女の人が学生の頃に強姦されました。  

男性不信になった彼女はずっと男性を避けていましたが、
会社勤めをしているうちに、そんな彼女に熱烈にアタックしてくる人がいました。

その男性の優しさや「こんな自分でも愛してくれるんだ」という気持ちから、
彼女も彼と交際を始めました。  

そして交際を重ねて二年、
ずっと清い交際を続けてきた彼が彼女をホテルに誘いました。

彼女は「大好きな人とできるのだから怖くない」と自分に言い聞かせましたが、
やはりベッドの上で パニックを起こしてしまったそうです>>>

スポンサーリンク

↓Facebookの続きは、こちらからどうぞ↓

 

間がかかるのです。無理をする必要はないよ

その時、彼は彼女が泣きながら切れ切れに語る辛かった過去を辛抱強く穏やかに聞き、
最後に泣き伏してしまった彼女に、
「ずっと大変なことを一人で抱えてきたんだね」と頭を撫でたそうです。

そして彼女の頭を一晩中撫で続けながら、彼女に語りかけていたそうです。  

「これからはずっと俺が守るから。もう怖い思いはさせないから」  

「焦ることは無いよ、ゆっくりと分かり合おう」  

「君はとてもキレイだよ、ちっとも汚れてなんかいないよ」

「ごめんなさい」と繰り返す彼女に、彼は一晩中優しく語りかけ  
「いつか、君が僕との子供が欲しいと思う時まで、心で深く分かり合っていこうよ。  
 僕が欲しいのは君の体じゃなくて君自身だよ」  
と言い、その後彼女と結婚するまでの5年間、
おでこにキスくらいまでの清い交際を続けました。

そして結婚してからも焦ることなく、
ようやく初夜を迎えることができたのは、結婚後2年経ってからだったそうです。  

そして、私と弟が生まれました。

弟が二十歳になるのを待って、母が初めて子供二人に語ってくれた話でした。  

その話を聞いたとき、母の苦しみや父の愛情、
そしてそれに母がどれだけ癒されたのか、
今ここに  自分の生がある事のありがたさを知って、ボロボロと泣きました。

さらにその後、父とその件について話したことがあったのですが、
ホテルでの一件の後、父は結婚してから母を一人にすることのないように
自営業を始めるため、5年間貯金をしたそうです。  

開業資金、結婚資金が貯まって、母にプロポーズをした時も
「一生子供が作れなくてもいい」と思っていたそうです。

実際、振り返ってみても、父と母はいつも一緒にいたところしか思い出せません。  

そんな両親も今はこの世にはいません。  

二年前に母がすい臓ガンで、昨年父が脳卒中でこの世を去りました。  

母の命日に位牌を抱いたまま冷たくなっていた父を見て、弟と二人号泣しました。

「お父さん、本当にお母さんのことが大好きだったんだね」
と大の大人が葬式で大泣きしたのでした。  

法事まで母を一人にできなくて同じ日に亡くなったんでしょうか。

私たちを叱る時、精一杯厳しくしようとして、
それでも出来なくて、目に涙を浮かべながら  
一生懸命大きな声を出していた父と、

大きくなって「恥ずかしいよ」と文句を言っても  
私たちの頭を良く撫でてくれた母。  

本当に最高の両親でした。

2チャンネル掲示板の話より

スポンサーリンク