お医者様の披露宴、真っ最中に突発事故

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医者様カップルの結婚式当日のことです。

式の真っ最中に高速道路で玉突き事故発生。

会場のあちらこちらからポケベルが鳴ります。
(※ポケベル時代のお話です)

焦ったように、会場の外に出て行く医療関係の出席者たちでした。

出席者は、病院に行くために退席しましたが、
一人一人、高砂(新郎新婦の座る席)に挨拶に来ました。

しかしながら、新郎新婦ともに医者です。

非常事態に気もそぞろで、容態や状況を聞いていました。

そして、新郎が新婦と話し合い、
結局、新郎は式を抜けて病院に行くことになりました。

振り返る新郎に親指を立てて、
「行ってらっしゃい!」とする新婦。

その後、新婦のスピーチの段になりました。

一人残された新婦、

だけど、彼女は冴えてました>>>

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婦のスピーチです。

「逃げられたわけじゃないんですよ。
 もし逃げられたら私は、シベリアまで追いかけますw」
と、色々笑いをとるスピーチでうまく会場を盛り上げました。

最後に、

「本日、私たちのために集まっていただいた皆様、
 大変、申し訳ございませんでした。
 せっかく皆さまお忙しいところをお集まりいただいたのに、
 新郎不在のまま式を終える失礼をご容赦くださいませ。

 しかし、

 私も医師ですから分かります。
 今回の新郎の行為は、大変誇らしく思います。
 どうぞ皆様お許しください」

と深々と謝罪し、

出席者にお酒をついで回りました。

出席者の方々は、その日の披露宴で、
二人の結婚後の姿も併せて垣間見たような思いになりました。

わが身を顧みず、献身的に患者さんに向かう医者の夫。

夫の仕事をよく理解しているから、
支えるのも上手なパートナーとしての妻。

大きな拍手が、残された新婦に向けられました。

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