お友達家族と、森の中の
アスレチック広場に遊びに行きました。
息子とお友達、お父さん方、お母さん方は、
高い木の上を渡り歩いたり、ワイヤーロープを使った滑車で
さっそうと滑る、体力のいる広場へ・・・
私とダウン症の娘は、たくさんのネットを張った安全だけれど
楽しいアスレチック広場へ・・・
私は、1回目のコースを娘と一緒に回りました。
怖がる娘を励ましながら、すべてのアスレチックを終えて
最後の滑車に乗ります。
娘は、笑顔をいっぱい顔に浮かべて
嬉しそうに滑る事ができました。
2回目も一緒にまわります。
1回目よりもこわがらずに、
手をつながなければ行けない場所も数カ所に減り、
娘もうれしそうです。
もう大丈夫、自分一人で回れる!
私は、確信しました。
3回目は、一人でまわります。
ちょっとこわそう・・・
立ち止まって、迷ったり・・・
できない!と叫んでみたり・・
他の子どもの順番も守って・・・
小さい子どもの後ろでは、根気よく待ちながら・・・
自分一人で、出来たことが嬉しくてたまらない娘は
『100回 まわる!』と叫んで
何度も何度もコースをまわりました。
帰る時間に近づいた頃、
一人の小さな男の子が来てアスレチックを始めました。
まだ 小さい男の子です。
その男の子のお父さんは、
”足を前に!”
”頭を上げてすすめ!”
”がんばれ、できる!”
と、ひっきりなしに子どもに叫んでいました。
娘の順番が、その男の子の後ろになると
なかなか進めず、立ち往生しているその子の
後ろで、娘は静かに立って待っていました。
お父さんは、
”怖かったら、かがんですすめ!”
”前を見て!”
と子どもを進ませようと、叫んでいます。
すると、突然、そのお父さんは、
娘が後ろにいるから進めないんだ!
と娘を責め始めました。
”そこの女の子、後ろに下がって!”
”名前は何だか知らないが、そこの子!下がって!”
娘は、混乱し始めています。
前には進めても、後ろに進むのは、
バランスを取るのが難しくてできません。
娘は、自分が責められていることは分かっています。
それでも、動けず、
その男の子の後ろで待っています。
”下ってと言ってるんだ!”
”耳が聞こえないのか!”
近くにいたアスレチックのスタッフの方が
『子どもに、そういうことは言わないでください。
その子は、障がいを持っているんです。』
と言ってくださいました。
まわりにいた大勢の人が、
振り返って、深い沈黙が流れました。
その時のことです。娘は・・・>>>
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その時、娘は、安全のために張られている
ネットの上に怖々飛び降り、
その子のまわりをゆっくりまわって行きました。
周りで見ていた人たちは、
『大丈夫、行ける、行ける』
と娘を励ましてくれていました。
その場面を見ていた私は、
泣くこともせず、
怒りもせず、
パニックにもならず、
自分で解決した娘が誇らしくて
胸がいっぱいでした。
娘のために、言ってくれたスタッフの方
ありがとう。
娘を応援してくれた偶然まわりにいた人たち
ありがとう。
こんな日常の出来事が、
娘を優しくて強い人間へと導いてくれるんです。