保線作業員のジョッシュさんは、ここ4年ほど毎朝、
自宅近所にある75歳の老人の家の前を通って通勤していました。
これまでは、軽く挨拶する程度の仲だったジョッシュさんと老人。
しかし、ある出来事をきっかけに、
2人の間には見えない絆と信頼関係が生まれることになりました。
それはある日の朝、老人の家を2人の若者が通りかかったときでした。
老人の住まいは、画像のように相当古い建物でした。
若者たちは明らかに老人の家を指さし
「おい見ろよ、あのボロ屋敷!
焼き払っちゃった方がいいんじゃないの!?」
と大きな声で言い放ったのです。
心無い言葉に、老人は明らかに動揺しているようでした。
若者たちにとっては、ほんの軽口であっても、
それを聞かされた老人にとっては、大変なショックだったのです。
そして、そんな老人の様子を見かねたジョッシュさんは思い立ちました。
「今こそこの家を若返らせる時だ!」と。
まずは友人からペンキを分けてもらい、
保線作業員の仲間たちに声をかけて助っ人を頼んだジョッシュさん。
「家を修理しよう」という彼からの申し出には、老人も非常に喜びました。
というのは、老人自身も、かねてからこの家を何とかしたいと思っていたのです。
しかし、自分と妻がもらう少額の年金では、
とても家の修理代までは賄えず諦めていたというのです。
材料と仲間が集まったところで、ジョッシュさんは思いました。
よし、これで取り掛かれる。
だけど、もう少し人手があれば、もっと早く老人を喜ばせることができる。
そこでジョッシュさんは新たな行動を起こしました>>>
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ジョッシュさんは、思い切って、自身のFacebookに情報を公開してみました。
「今週もし良かったら、素敵な老人の家を塗り直すために
ちょっと時間をとってもらえないかな」
ちょっと人手が増えたらな、という気持ちからの投稿でした。
しかし、ジョッシュさんは驚きました。
当日朝一番には、20人ものボランティアが集合したのです。
さらに作業を進めるうちにもどんどん人数が増え、
気付いた時には100人ものボランティアでペンキを塗っていたのです!
中には、家具を持ち寄ってくれる人や、
差し入れに立ち寄ってくれる人もたくさんいました。
「みんなでの作業はとても楽しかった。1日中ワクワクしていたよ!」
と輝きに満ちた表情で語るのは、発起人のジョッシュさん。
こんなにも多くの人々が協力してくれたのですから、感慨もひとしおでしょう。
みんなの優しさが詰まった家です!
他人同士が手を取り合って、これまた他人のために何かを成し遂げる。
コミュニティが善意のうちに発展する素晴らしい事例でした。
出典URL
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