達人は、斬られた竹の切り口からして、
違いがあるそうです。
さすがに最後の達人の斬り方、
竹の斬られ方は、スパッと音が出そうな気配が漂います。
宮本武蔵の中では、柳生石舟斎とのこんな逸話があります。
柳生に面会を請う武蔵は、別室で待っています。
そこに女中が、お茶とともに芍薬の花を添えて入ります。
武蔵は、その芍薬の花の切り口を見て、驚きます。
自分には、こんな斬り方は出来ない。
花を死なさず活かして斬る。
柳生の活人剣の一端を花に託したメッセージとして、
石舟斎は武蔵に贈ったのでした。
メッセージを送る側も送る側、察する側も察する側。
達人同士のコミュニケーションとは、こんな感じなんでしょう。
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