米ウイスコンシン州の都市、ケノーシャに位置するリンカーン中学校での出来事です。
チアリーダーとして活躍するデザレー・アンドリューズさん。
ある日、バスケの試合中、ダウン症である彼女に対して、
観客からひどい言葉が投げつけられました。
しかし、試合中のこと、
選手たちもチアリーダーたちも忙しくて、
「試合の途中だから」と聞こえないふりを
しそうになっていました。
しかし、3人のバスケの選手たちは違いました。
そのヤジを聞き逃さず、タイムアウト中に、
「ちょっと待てよ」
「いい加減にしろよ！」と、
ひどい言葉を発した相手に言い寄り、
アンドリューズさんを擁護したのです。
ほんの小さな見過ごしそうな出来事ですが、
彼らの、その時の行動はニュースとなり、
瞬く間に世界中に広がることになりました。
障がいを持つ人への差別的発言が、
今日、いかに重要な問題であるかを示唆するニュースです。
米メディアTodayのインタビューに対して彼らは、
「友人に投げられた心無い言葉に、
我慢が出来なかった」
と当時の気持を語っています。
またこの時、ひどい言葉を受けたアンドリューズさん本人も、
実に誇り高い反応を返しています＞＞＞
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実は、彼女のお父さんもその場に居合わせていたのです。
娘へのひどい言葉を耳にして、大変悲しい思いをしていました。
けれども、アンドリューズさんは、そんな父親を抱きしめて、
こんな言葉をかけました。
「パパ、大丈夫よ。みんなが私のことを嫌っていても、
私はみんなを愛しているから」
このような事態を知った学校側は、
勇気あるアンドリューズさんと選手たちを称えて、
体育館を「D’s House」と改名しました。
もちろん”D”は、デザレー・アンドリューズさんの”D”！
このことをアンドリューズさんは、
「嬉しい」と語っています。
彼女をかばった選手たちもナイスですが、
イジメられても「愛する」という言葉を発するアンドリューズさん、
人間として、もっとも大切なものを持っている女性ですね。