【右も左も関係ない】 ~たった一人の少女が団体の行動を変えた~

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※災害救護に忙しい自衛隊の方、警察機動隊の方、消防隊の方、
その他、大変な災害現場に立ち向かう方々に向けて激励と感謝のエールを送りたいと思います。

う十数年前の話。

自衛隊の駐屯地祭でのことでした。

駐屯地祭とは、地域の自衛隊の駐屯地で繰り広げるお祭りのことです。

それが武器・兵器の展覧会みたいでもあり、
自衛隊の力を誇示するパフォーマンスのようでもあり、
よく一定の市民団体から攻撃の矢面に立たされることがあります。

友人に自衛隊員がいて、私はたまたまその駐屯地祭を見にでかけました。

例によって、共産党系の市民団体が来て、
何やらシュプレヒコールのような掛け声をかけていました。

その集団に向かって、一人の女子高生とおぼしき少女が向かっていったのです。

たった一人のその女子高生は、大人数の団体につかつかと近づきました。

少女「あんたら地元の人間か?」

団体「私たちは全国から集まった団体で……云々」

少女「で、何しに来たんや?」

団体「憲法違反である自衛隊の駐屯地祭は、自衛隊賛美につながり……云々」

少女「私は神戸の人間や。はるばる電車に乗って、
   何しにここまで来たかわかるか?」

団体「……?」

たった一人のその少女に対し、団体はあっけにとられています。

そして、その後の少女の言葉に対し、
そこに居合わせた全員の表情が変わり、
やがて彼らの当初の勢いも次第に失せていくのでした。

その少女のひと言とは?>>>

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体に向かって、少女はこう言い放ったのです。

「神戸の地震で埋もれた家族を助けてくれたのは、ここの部隊の人たちや。
 寒い中、ご飯作ってくれて、風呂も沸かしてくれて、
 夜は夜で槍持ってパトロールしてくれたのも、ここの部隊の人たちなんや。
 私は、その人たちにお礼を言いに来たんや。

 あんたらにわかるか?
 消防車が来ても通り過ぎるだけの絶望感が。

 …でもここの人らは歩いて、うちらの場所まで来てくれたんや……」

最初、怒鳴り散らすように話し始めた少女の声は、次第に涙声に変っていきました。

あまりにも印象的だったのではっきり覚えています。

団体は、しらけた空気のまま解散しました。

彼女が門をくぐった時に、自衛隊の守衛さんはグンと背筋を伸ばして敬礼をしました。

それは、通り一遍の軽い敬礼ではなく、
直立不動の最高の敬意を表した敬礼に見えました。

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