秋元康作詞・片桐周太郎作曲で、AKB48が歌っています。
しんみりくるいい歌ですよ。
その歌詞を下敷きにすると、こんなストーリーです。
ある田舎町の駅の近くに、二つの店が並んでいました。
もう今だと、小さな専門店さんがうまく商売をやっていくには、
ちょっと難しい環境だから、少し前の時代でしょうか。
履物屋さんと傘屋さんでした。
おのおのの店には、おばあちゃんが居て、この二人はとても仲良しでした。
お二人ともご主人に先立たれ、子供たちも自立していたのでしょう。
おばあちゃんたちに残されたのは、おのおののお店だけ。
それでも、お互い一人暮らしの寂しさは、
お隣どうし、行ったり来たりのお付き合いで、
ずいぶん慰められている様子でした。
お年寄りにとって、話し相手がそばにいるのは、
とても心強いことです。
そんなおだやかな日々でしたが、
ある日、履物屋のおばあちゃんが亡くなってしまいます。
微笑みながらの旅立ちだったそうです。
傘屋さんのおばあちゃんも、やがて、後を追うように亡くなりました。
それぞれの家族が、残された家の中の遺品整理などをやっていました。
両方のお店の奥を見て、家族は驚きました>>>
↓Facebookの続きは、こちらからどうぞ↓
履物屋さんの押し入れからは、傘がいっぱい出てきたのです。
傘屋さんの押し入れからは、履物がいっぱい出てきました。
いったいどういうことでしょう。
履物屋さんからは傘がいっぱい、
傘屋さんからは履物がいっぱい。
おばあちゃんたちは、お互いの店まで行ったり来たりしながら、
自分たちがお互いにお客さんになっていたのです。
忙しい現代人からしたら、なんてムダなことを。
お金のムダ、時間のムダじゃない。これだから年寄りは……。
…そんな声も聞こえてきそうです。
でも、この歌の歌詞の最後はこうです。
「履物の数だけ、傘の数だけ、
しあわせがそこにありました。
しあわせがそこにありました」
こんな歌です。
動画をどうぞ>>>