障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が
殺害された事件の裁判で、娘を殺害された母親が
植松聖被告(30)に対して
「あなたこそ不幸を作る人だ」と訴え、死刑を求めました。
殺害された美帆さんの母親の意見陳述です。
美帆は12月の冬の日に誕生しました。一つ上に兄がいて待ちに待った女の子でした。3歳半で自閉症と診断された後は、とにかく勉強しました。美帆が私の人生の全てでした。
娘に障害のこと、自閉症のこと、いろいろ教えてもらいました。私の娘であり先生でもあります。人懐っこくて言葉はありませんが、すーっと人の横に来て挨拶をして前から知り合いのように接していました。ひまわりのような笑顔でした。美帆は毎日を一生懸命生きていました。
(植松被告に)「お母さんのことを思うといたたまれません」と言われてむかつきました。考えも変えず、1ミリも謝罪された気がしません。
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事件後、家はめちゃくちゃになりました。祖母は引きこもり、一歩も外に出なくなりました。兄は具合が悪くなり、仕事を辞めました。私は食事をしても味が分からなくなり、9キロ痩せました。
私の人生はこれで終わりだと思いました。自分の命より大切な人を失ったのだから。私たち家族は、当たり前にしていたことが何一つできなくなりました。
私たち家族、美帆を愛してくれた人たちは皆、あなたに殺されたのです。未来を全て奪われたのです。美帆を返してください。
他人が勝手に奪っていい命など一つもないということを伝えます。あなたはそんなことも分からないで生きてきたのですか。なんてかわいそうな人なんでしょう。なんて不幸な環境にいたのでしょう。私は娘がいて、とても幸せでした。決して不幸ではなかった。「不幸をつくる」とか勝手に言わないでほしいです。
あなたの言葉を借りれば、あなたが不幸をつくる人で、生産的価値のない人間です。こんなひどいことをした人がなぜ生きているのか分かりません。どんな刑があなたに与えられても、私はあなたを絶対に許さない。
あなたに未来はいらないです。私は、あなたに極刑を望みます。