もともとカルメンはオペラとして登場し、
しかしなかなかの原作であるため、
映画や演劇など各種の舞台で演じられてきました。
若い頃、カルメンを西部劇にアレンジした映画、
「裏切りの荒野」が記憶に残っています。
魔性の女、カルメンにメロメロになったドン・ホセが、
どんどん堕落していく様に妙に共感を覚えたものです。
ドン・ホセを演じるフランコ・ネロが、
狂気に近い恋情をカルメンに伝えますが、
悪女は容赦ない冷たい言葉を吐きます。
「私は誰のことも愛していない」
ホセはこう言います。
「俺を救ってくれ。ウソでもいいから、
俺を好きだと言ってくれればいいのだ、
そうすれば俺はお前を殺さずに済む」
でもカルメンはホセを拒絶し、ホセはカルメンを殺します。
当時、強烈な片思いだったわたくしは完全に
ドン・ホセに感情移入したのでした。
動画をどうぞ>>>
スポンサーリンク