【映画”ひまわり”】最新のデジタル技術で修復

の映画は、青少年の時期、
胸引き裂かれながら観た記憶があります。

ロケ地となった美しいひまわり畑は、
旧ソビエト連邦時代のウクライナに所在していました。

今、この地で映画と同じような悲劇が繰り返されていることに、
重苦しい記憶が蘇ってきます。

戦争で離れねばならない若い夫婦の悲劇であり、
ソフィア・ローレンの激しい演技が心に残っています。

出征した夫(マルチェロ・マストロヤンニ)の生を信じ、
待って待って待ち続けて、そして居場所が分かったら、
夫はひとつの家庭を築いていたのでした。

夫は戦争により記憶喪失になっていたのでした。

その後のお互いの悲劇は、
戦争のもたらす不幸を示しており、
ひまわり畑の眩暈のするような美しさと
人の世の残酷さとのアンバランスが、この映画を
名作たらしめているように思えます。

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