死んだ父母が守ってくれたのか・・・

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年の8月…
私は妊娠しました。

その年に見た桜があまりにも印象的だったため、
その子を「桜」と名付けました。

私はそれまで仕事が忙しく、
病院とは無縁の生活でした。

久々の検診台にドキドキしながら、
「ついで」のつもりで、ガン検診も一緒に受けることに。

1週間後に『中度~高度異形成』
さらに詳しい検査で『上皮内癌』という診断結果に。

私の癌治療の手術が決まり、
9月6日…
お腹の赤ちゃんは天使になりました。

…話が前後してしまいますが、
私の両親は他界しています。

父親は私が16歳の時、事故で、
母親は19歳の時、ガンでした。

母の名前は「公雅子(くがこ)」といって
この名前が大好きだった母の戒名には
「雅」という字を入れました。

しばらくして、生んであげられなかった桜を
供養していただきに、お寺さんへ行きました。

戒名に希望の一文字を入れていただけるということで
「桜」とお願いしました。

1ヶ月後、お位牌が出来上がったとの連絡を受け、
それを見た私に言葉を失うほどの衝撃が走りました>>>

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ただいた戒名は、
『雅桜(がおう)』水子之霊位

私は涙が止まりませんでした。

母の戒名の一字「雅」が入っているのです。

本当に偶然でした。

住職に話をすると、
「お母様がきっとそばにいて
 くださっているのでしょうね」
と言ってくださいました。

結婚して、子供ができても
どこか孤独を感じていた私は、
今までもずっと母が見守って
いてくれたのだと感謝しました。

この病気を教えてくれた妊娠は、
偶然ではなく必然だったのでした。

誰かが私に教えてくれました。
実は「桜」はお父さんだった
かもね、って。

またとめどなく涙が溢れてきました。

親孝行もろくに出来なかった私が、
今出来ることは両親の分まで
しっかりと、生きていくこと…
ただそれだけです。

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