【壇蜜さんのファミリーはどんな方々でしょう】 ~NHK「ファミリーヒストリー」より~

b683
蜜さんには、ツアーコンダクターの父親と保育士の母親がいます。

お母さんは、おばあさんから、厳しい世の中に向けて、
女も「手に職」を持つよう教えられました。

それで、仕事をしながらも勉強し「保育士」の資格を得ています。

壇蜜さんもまた、いろんな資格を保有しています。

大学では教員免許を取得し、教師を目指しました。

しかし、自分が教師になるには、どうしてもぬぐえない違和感が生じてきました。

次に目指したのは調理師です。

専門の調理師学校で調理師免許を取得しました。

その後、知人の死に遭遇し、ここでも思うところがあって、
エンバーミングに強い関心を抱くようになりました。

エンバーミングとは、葬儀のための遺体を消毒し、
きれいに保存したりする仕事です。

そのために遺体衛生保全士という資格まで取得し、
実際に葬儀社で働く経験もしています。

その後、ふとしたことでグラビアアイドルの道に踏み込み、
今日のタレント活動に至っています。

「手に職を」という意味では、壇蜜さんは、
祖母、母親の教えを踏襲しています。

しかし、お母さんにしてみれば、遺体に関係する仕事や、
不特定多数の前で肌を露出する仕事に対しては、
強い拒絶感を持ちました。

当然ながら大反対です。

しばらくは、母娘の交流も閉ざされました。

お父さんはと言えば、・・・。

お父さんは、実はグラビアでの活動などは、
全く知らされていませんでした。

ある日のことです。

お父さんは、歯医者にいました。

待合室で、雑誌を眺めていました。

その中のグラビアに、娘によく似た女性がいるなと気づきました。

よくよく見たら、プロフィールの本名が娘と同じ名前です。

お父さん、びっくり仰天でした。

ここでわが身を重ね合わせて、考えてみて下さい。

どうでしょう?

大きなショックとともに、怒りや戸惑いや狼狽など、
多くの悪い感情が湧き上がってくるに違いありません。

わたくしなんぞは、とても生きた心地がしないと思います。

ところが、このお父さんは違いました。

壇蜜さんにメールを送ります。

その短いメールの文面には、
男としてグッと来るものがあります>>>

スポンサーリンク

↓Facebookの続きは、こちらからどうぞ↓

父さんが壇蜜さんに送ったメールの文面はこうでした。

薄着になり過ぎて、風邪をひかないようにね

この短い文面には、お父さんから壇蜜さんへの
多くの思いが込められているかのようです。

「薄着になり過ぎて」には、”お父さんは判ってるよ”との思いが、
「風邪をひかないようにね」には、尽きない優しさが、
全体を通しては、”覚悟しておやりなさい。だけど無理はいけないよ”
という父親としての深い愛情が、伝わってきます。

一方、当初、大いに拒絶的だったお母さん、
今日では、壇蜜さんのお仕事についてこう述べています。

「あの子が、ここまでさらけ出して、自分の仕事に向き合っているのだから、
 母親が思いやってあげないとね…。家族が嫌ってたらいけないですよね」

そう言いながら、壇蜜さんのある持ち物を
箪笥の引き出しに大切にしまっています。

それは、葬儀社で働いていたころの壇蜜さんの白衣と、
体を張って活躍する壇蜜さんの新聞、雑誌の切り抜きです。

どちらも、当初、お母さんにとっては、見るのも嫌で、
自分から遠ざけていたものでした。

お母さんも、壇蜜さんにしっかり向き合おう
との覚悟をした証しの「しまい物」です。

こんなお父さん、お母さんに見守られている娘さんは、
まず間違いなく、メチャクチャなことはしません。

これからも、その時その時で、曲がり角に立つ時も、
きっと、いつも真摯な意思を示す壇蜜さんであることでしょう。

スポンサーリンク