最近の議員さん達の男女関係は、
(もう旧聞に属しますが)あのイクメン不倫の元議員に代表されるように、
自分中心だし、幼稚だし、公人としてあまりにも小粒すぎます。
確かに、昔と比べたら今の議員さん達には、
一般市民の監視の目が行き渡り、お気の毒ではあります。
男女関係の処し方は、その人の器をも示すと言われており、
政治に器が問われていた昔は、男女関係についても、
今と比較したら大らかな空気があったようです。
その点は、割り引いて考えた方がいいかもしれません。
戦後間もない頃でした。
香川県選出の大物政治家・三木武吉(みき ぶきち)が、
選挙戦の立会演説会で、対立候補から女性問題を暴露されました。
今でいうネガティブ・キャンペーンですね。
対立候補の攻撃です。
「三木先生は立派な政治信念をお持ちだが、
私生活では6人もの女性を2号にして囲っておられる。
何と6人もです。
こういう二重人格者が民主日本の高潔な政治家といえるでしょうか・・・・・・」
続いて登場した三木武吉の抗弁です>>>
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三木武吉は、不敵な表情で演説を始めました。
「ただいま6人もの女性と言われましたが、
一人足りません。本当は7人持っておりまする。
この女性たちは戦前から戦中、そして苦しかった戦後も、
ずーっと離れることなく、私と苦労を共にしてきてくれたのであります。
それなのにその一人を落とすとは何ごとですか。
わたしは彼女の名誉のためにも、ここで7人であると訂正させていただきます」
この発言の後、場内が一瞬静まり、次の瞬間、ワーッと歓声があがったそうです。
ちなみに選挙結果は三木当選、対立候補は落選でした。
多少、行儀の悪い私生活であっても、ひとりひとりを大切にする、
そんな実のある中身に対し、市民は政治家の器を見たのかもしれません。
でも今なら「器」より、不寛容や裁きの時代と言われています。
女性蔑視や不道徳の価値観が優位に立ち、
三木先生、業火に身を焼かれるような気がするんですが、いかがでしょうか。