2001年前後からは、インターネット上でチェーンメールのように広まり、
世界的に流布した「世界村」のお話。
このお話は、日本では、翻訳家の池田香代子さんとC・ダグラス・ラミスさんが再話し、
日本語に訳してマガジンハウスから出版されました。
————————————————–
今朝、目が覚めたとき
あなたは今日という日にわくわくしましたか?
今夜、眠るとき
あなたは今日という日にとっくりと
満足できそうですか?
今いるところが、こよなく大切だと思いますか?
すぐに「はい、もちろん」と
いえなかったあなたに
このメールを贈ります。
これを読んだら
まわりがすこし違って見えるかもしれません。
世界には63億人の人がいますが
もしそれを100人の村に縮めると
どうなるのでしょう。
100人のうち
52人が女性です。
48人が男性です。
30人が子どもで
70人が大人です。
そのうち7人が
お年寄りです。
90人が異性愛者で
10人が同性愛者です。
70人が有色人種で
30人が白人です。
61人がアジア人です。
13人がアフリカ人。
13人が南北アメリカ人。
12人がヨーロッパ人。
あとは南太平洋地域の人です。
33人がキリスト教。
19人がイスラム教。
13人がヒンドゥー教。
6人が仏教を信じています。
5人は、木や石など、すべての自然に
霊魂があると信じています。
24人は、ほかのさまざまな宗教を
信じているか
あるいはなにも信じていません。
17人は中国語をしゃべり
9人は英語を
8人はヒンディー語とウルドゥー語を
6人はスペイン語を
6人はロシア語を
4人はアラビア語をしゃべります。
これでようやく、村人の半分です。
あと半分はベンガル語、ポルトガル語、
インドネシア語、日本語、ドイツ語、フランス語などを
しゃべります。
いろいろな人がいるこの村では
あなたと違う人を理解すること
相手をあるがままに受け入れることが
とても大切です。
また、こんなふうにも
考えてみてください。
村に住む人びとの100人のうち>>>
↓Facebookの続きは、こちらからどうぞ↓
また、こんなふうにも
考えてみてください。
村に住む人びとの100人のうち、
20人は栄養がじゅうぶんではなく
1人は死にそうなほどです
でも15人は太り過ぎです。
すべての富のうち
6人が59%をもっていて
みんなアメリカ合衆国の人です。
74人が39%を
20人が、たったの2%を分けあっています。
すべてのエネルギーのうち
20人が80%を使い
80人が20%を分けあっています。
75人は食べ物の蓄えがあり
雨露をしのぐところがあります
でも、あとの25人はそうではありません。
17人は、きれいで安全な水を飲めません。
銀行に預金があり
財布にお金があり
家のどこかに小銭が転がっている人は
いちばん豊かな8人のうちの1人です。
自分の車をもっている人は
豊かな7人のうちの1人です。
村人のうち
1人が大学の教育を受け
2人がコンピューターをもっています。
けれど、14人は文字が読めません。
もしあなたが
いやがらせや逮捕や拷問や死を恐れずに
信仰や信条、良心に従って
なにかをし、ものが言えるなら
そうではない48人より
恵まれています。
もしもあなたが
空爆や襲撃や地雷による殺戮や
武装集団のレイプや拉致に
おびえていなければ
そうではない20人より
恵まれています。
1年の間に、村では
1人が亡くなります。
でも、1年に2人
赤ちゃんが生まれるので
来年、村人は
101人になります。
もしもこのメールを読めたなら、
この瞬間、あなたの幸せは2倍にも3倍にもなります。
なぜならあなたにはあなたのことを思って
これを送った誰かがいるだけでなく
文字も読めるからです。
けれど何より
あなたは生きているからです。
昔の人は言いました
巡り往くもの、
また巡り還る、と
だからあなたは、
深ぶかと歌ってください。
のびやかに踊ってください。
心をこめて生きてください。
たとえあなたが、傷ついていても
傷ついたことなどないかのように
愛してください。
まずあなたが
愛してください。
あなた自身と、人が
この村に生きている
ということを。
もしもたくさんのわたしたちが
この村を愛することを知ったなら
まだ間にあいます。
人びとを引き裂いている非道な力から
この村を救えます。
きっと