一番目の人、土台、基本精神が間違ってる。
「住んでみないと分からない」との正直な気持ちを
親の前で言うかどうか…。
いや、そこんとこじゃない。
本来、同棲というものはだな、
後ろ暗く、疚しく、そして淫靡なものなのだ。
俺の時代は明らかにそうだった。
その何とも言えない罪深さをしょい込んでやな、
裏街道を生きる人間の如く、隠れ隠れして
四畳半で生きていくものなんだ。
それを何だ?!同棲していいですか?
と親に聞きに行く、そのあっけらかんさ、アホさ加減には、
いきなり膝カックンを食らわされたような脱力感を感じる。
是非、何とか改めてほしい。
それがおっちゃんの心だ。
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