【冬の華】クロード・チアリ

倉健さん主演のこの映画「冬の華」が、
単なるヤクザ映画と一線を画することになったのは、
ひとつには、美しく切ないこの音楽が流れていたからだと思います。

この曲と、忘れられないのは、
チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲 第一番」でしょう。

クラシックを知らない主人公の健さんが、
喫茶店でこの曲をリクエストすると、
ウェイトレスさんが「今、流れている曲です」と教える、
そんな小さなシーンもよく記憶に残っています。

複雑で鮮やかな指さばきのギターもいいですが、
クロード・チアリの、丁寧でシンプルに
旋律を奏でるギターもまたいいものです。

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