もう今となっては、こんな映画は作れない、
そう思わせる場面の数々。
若いころは広能(菅原文太)のカッコよさにしびれましたが、
今、ダイジェスト的に場面を横断してみると、
やはり組長の山守(金子信雄)なくして、この映画は存在しなかったと思います。
ケチで狡くて、臆病で自分勝手で、
まるで自分の悪いところの鏡を見るようですが、
これこそが、暴力団の本質でもあるんですね。
ストーリーの核になる部分は、
そんな人間の醜さにある、ということを、
若いころのわたしの友人は見抜いていました。
彼は、もうちょいでヤクザになろうとしていたところ、
この映画を観て、それを断念したのでした。
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