40年ぶりの親父の手の温かさ

b821
、子供の頃、
よく親父と手を繋いで歩いた・・・

親と手を繋いでみてください・・・

40年ぶりに親父と手をつないだ。

なぜか・・・少しやさしい気持ちになれた。

なぜか・・・少し心がゆたかになって
なぜか・・・少し感動した。

ちょっと前、
八歳になる息子と
イルミネーションを見に行った。

イルミネーションのトンネルの下で、
息子と手を繋いで歩きながら色々と考えた・・・。

「今年もここに息子と来ることができてシアワセだな・・・」

「来年もこうしてここで手を繋いで歩けるかな・・・」

「来年はまだ三年だから手を繋いでくれるかな・・・

でも、
再来年は四年生になるからだめかな・・・」

「こいつが二十歳になったら一緒に酒呑みたいな・・・」

次の瞬間・・・気がついた・・・>>>

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父も俺が子供の頃同じように思ったんだ・・・」

考えてみると
まだ一度も二人で呑んだ事はない・・・。

もちろん小学生の頃から手を繋いだ事もない・・・。

48歳になる自分でも、
80歳になる父とっては
永遠に子供・・・。

きっかけを作り
「手を繋いでみよう・・・」と思った。

親父の好きな八代亜紀を見に行き、
その後居酒屋で呑んだ。

酔った親父を介抱するふりをして
階段で手を繋いでみた・・・。

40年ぶりの親父の手は
やわらかくて、
小さくて、
しわくちゃになっていた・・・。

ふと子供の頃を思いだした・・・。

その瞬間涙があふれてきた・・・。

ぬぐっても・・・ぬぐっても・・・

自分でもわけがわからないくらい・・・。

自分はあの日から
少しやさしい人間になれた気がする・・・。

あと何回息子と手を繋げるだろう・・・。

あと何回親父と手を繋げるだろう・・・。

親と手を繋いでみてください。

引用元URL:http://cyoiyomi.taskrich.com/?p=148

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