私のマネージャーは、私についてもう10年近くなります。
普通は先輩マネージャーについて、
仕事をある程度おぼえてからタレントにつくのに、
そういうシステムのなかった頃で、ある日急に担当になりました。ど素人の知らない人がですよ、しかも二人っきりで。
嫌ですよぉ。仕事は何もできない、素性も分からない、
心の中なんてもっと分からない。向こうは黙って「緊張しています」の空気をまき散らすだけ。
楽屋でゆっくりできないわけです。
余裕のない私は、ただイライラしていました。
で、なにかミスがあったときは、ま、素人ですから当然なのに、
「いなきゃいいのに」と思うばかりでした。全く心を開かないまま、1年以上経ちました。
なにか見過ごせないミスがあったんです。
そのとき、私は感情的にマネージャーに文句を言いました。
文句を言ってるうちにヒートアップして、
怒りのフタがぱこんと開いて、自分の仕事がうまくいってない、
マネージャーには全く関係のない不満ものっけていました。翌日、さすがに言い過ぎたと反省をし、
マネージャーに謝りました。「ごめん、言い過ぎたね」と。
それに対するマネージャーの反応で、
光浦さんは急速にマネージャーとの距離を縮めることになりました。
マネージャー、どう反応したのでしょうか?
↓Facebookの続きは、こちらからどうぞ↓
「ごめん、言い過ぎたね」と光浦さん。
するとマネージャーは、
「はい?なんのことですか?」とキョトンとしたのです。え?昨日、くそみそに言ったことだよー。
意地悪なこと言ったじゃん。
「あ、ああ。私がミスしたわけだし……。
光浦さんが意地悪だとは、あ、全然気づきませんでした」と。私はこの瞬間にこのマネージャーを好きになりました。
と同時に尊敬しました。
キョトンですよ。
今後も続く二人の関係が、最もスムーズに進むことを選んでくれたんです。
このキョトンを天然でできるとしたら、
私なんかよりよほど器のデカい人間です。それが嘘だとしたら、私なんか太刀打ちできない頭の良い、
ちゃんとした人間です。天然でも嘘でも、私はこの人を全面的に信用しようと思った瞬間でした。
なんかね、小さなことにいちいち傷つかない、流す、
こうしてれば自然と人気者になるんじゃないですかね?今の世の中、気にしぃの方が多いんだから。
人気者になるって、相当な自信をくれますよ。
なんか、すぐ近くにハッピーが転がってる匂いがするんだけどなぁ……。