全員野球の結果ではありますが、核になった選手が数人います。
そのうち打の立役者は、広島への復帰2年目、新井貴裕選手でしょう。
08年フリーエージェント権で阪神に移籍し、
昨年、黒田投手とともに広島に復帰しました。
39歳、広島県出身です。
優勝に伴う新井選手の手記がありますので、
ここにご紹介したいと思います。
夢みたい。本当に夢みたい。
初めての優勝ですごくうれしい。
ただそれ以上に、25年間待っていてくれたファンの方が
喜んでくれるのが一番うれしい。1、2カ月前から寝る時に、
「あと一球」のシーンを思い浮かべていたけど、
それだけで目頭が熱くなった。生涯忘れることのできないのは、
復帰した昨年の開幕戦の1打席目。大声援に足が震えて涙が出そうなくらい感動した。
今度は絶対に自分が喜ばせてあげるんだという気持ひとつで、
昨年も今年もやってきた。カープに戻ってきて本当に良かった。
自分の野球人生だけど、客観的に見て、ドラマでもないような、
ドラマでも出来過ぎのような筋書きだから。後半戦は一日一日がとても長く感じた。
優勝の文字がだんだんはっきりと見えてきて、
すごくしんどくなった。何もかもが初めての経験。
こんなに長いんだ、追い掛けられるのは
本当にしんどいんだと分かった。その中で一試合一試合、という気持でやった。
自分にそう言い聞かせていた。
本当はすごく巨人が気になっていたし、
あと何試合、あと何ゲーム差だと思っていた。しかし、ターニングポイントがあった。それは…>>>
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ターニングポイントだったのは、
初めて4連敗して迎えた8月7日の巨人戦。九回2死からキク(菊池)が同点ホームランを放って、
最後に自分がおまけみたいな感じでサヨナラを打った試合だな。
やっている時は苦しいばかりで、
全然楽しくなかったけど、毎日が充実していた。みんなが勝ちたいと思って結束し、ベンチでも声を出していた。
他チームとの違いは一体感じゃないかな。
プロ18年間で本当に最高のチームだった。