ヤマト運輸の『スキー宅急便』は、スキー板やボード、
手荷物などをスキー場まで運んでくれる
とても便利なサービスです。
しかし、1984年の豪雪で新潟方面の交通が麻痺してしまい、
荷物の配達が大きく遅れることが
確実になってしまいました。
ヤマト運輸では、すぐに重役会議を開き、
その対策を練ることになりました。
「違約金を払うしかない」
「旅行を後日に変更してもらおう」
「天災だから我が社に責任はない」
いろいろな意見が飛び交いますが、
社長の決断はその中のどれでもありませんでした。
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社長の決断はこうでした。
「お客様はスキーをするために、我が社にスキー道具を託した。
それなら我が社がすべきことは、
お客様がスキーができるように配慮することだ。
荷物が届くまで現地で貸しスキーを使用してもらい、
その費用は我が社が負担することにしよう」
この決断により『スキー宅急便』は、
消費者から大きな信頼を得ることができました。