ディズニーランドのスタッフの超親切な行為

a796
る日、ディズニーランドのインフォメーションに、
お父さんが元気なさそうにやってきました。

インフォメーションのスタッフが、
「いかがいたしましたか?」と聞いたところ、
そのお父さんが答えました。

「実は今日、子供と一緒に来ました。
 子供が、ミッキーとか、ミニーちゃんとかのキャラクターに
 サインをしてほしいと言っていたので、サイン帳を持ってきたんです。
 子供は、キャラクターを見つけては、
 一人一人にサインをもらっていました。
 そして、あと少しでそのサイン帳が全部埋まる、というところで、
 そのサイン帳を失くしてしまったのです」

・・・とのこと。

サイン帳、落し物で届けられていないかと、
インフォメーションまで来たけど、サイン帳は届けられていませんでした。

そこで、そのスタッフは、考えられるいろんな所に電話をしてみました。

ところが、どこにも届けられていなかったんですね。

そこで、そのスタッフは、サイン帳の特徴を詳しく聞いた後、
「いつまでご滞在されますか?」
と聞きました。

その家族は、2泊3日で来ていたので、
2日後のお昼には、帰らなければならなかったのです。

スタッフは、それを聞いて、
「それでは、この後、もう少し探してみますので、
 2日後、お帰りになる前に、もう一度こちらにお寄りいただけますか?
 たぶん、それまでには見つけられると思います」
と言いました。

そして、お父さんが帰られた後、
そのスタッフはさらに、細かな部署に電話をかけて聞いてみたり、
自分の足で、駐車場や心当たりのある場所に探しに行ったそうです。

ところがやっぱり、どうしても見つからなかった。

もしかしたら、それを拾った人が、
「スゴイ!これみんなのサイン書いてある」
と喜んで持って行っちゃったのかもしれない。

とにかく見つからなかったのです。

で、そのスタッフの子は、どうしたかというと、

何としてもお父さんを喜ばせたいと頑張ったのです>>>

スポンサーリンク

↓Facebookの続きは、こちらからどうぞ↓

局、そのスタッフの子は、そのサイン帳と同じサイン帳を自分で買って、
自分の足で色んな部署をまわって、キャラクターのサインを全部書いてもらい、
当日を迎えることになりました。

当日、お父さんがやってきました。

たぶん、見つからないだろうという気持で来たんだと思います。

お父さんは、「どうでしたか?」と聞きました。

すると、スタッフの子は、
「申し訳ございませんでした。
 そのサイン帳は見つけることが出来ませんでした。でも、お客様、
 こちらのサイン帳をお持ち帰り下さい」

お父さんにサイン帳を手渡しました。

お父さんがびっくりして中を見ると、
キャラクターのサインが全部書いてあったのです。

お父さんは、もちろん大喜びして、
「ありがとうございます!」と持ち帰りました。

・・・で、この話はまだ終わらないんです。

後日、ディズニーランドにそのお父さんからの、
一通の手紙が届きました。

先日の「サイン帳」ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。

実は、連れてきていた息子は脳腫瘍で、
いつ死んでしまうかわからない…そんな状態のときでした。

息子は物ごころついたときから、テレビを見ては、

「パパ、ディズニーランドに連れて行ってね」

「ディズニーランドに行こうね」

と毎日のように言っていました。

もしかしたら、約束を果たせないかもしれない。

・・・そんな時でした。

「どうしても、息子をディズニーランドに連れて行きたい」

という気持が込み上げてきたのです。

あと、数日で終わってしまうかもしれないという時に、
無理を承知で、息子をディズニーランドに連れていくことにしたのでした。

その息子が夢にまで見ていた大切な「サイン帳」を落としてしまったのです。

あの、いただいたサイン帳を息子に渡すと、
「パパ、あったんだね! パパ、ありがとう!」
と言って、息子は大喜びしました。

そう言いながら、数日前に息子は息を引き取りました。

死ぬ直前まで、息子はそのサイン帳を眺めては、

「パパ、ディズニーランド楽しかったね!
 ありがとう!また行こうね」

と言いながら、サイン帳を胸に抱えたまま、
永遠の眠りにつきました。

もし、あなたがあの時、あのサイン帳を用意してくださらなかったら、
息子は、こんなにも安らかな眠りにはつけなかったと思います。

私は、息子は「ディズニーランドの星」になったと思っています。

あなたのおかげです。

本当にありがとうございました。

その手紙を読んだスタッフは、その場で泣き崩れたそうです。

もちろん、その男の子が死んでしまったという悲しみもあったのでしょうが、

「あの時に、精一杯のことをして差し上げて、本当によかった」

という安堵の涙でもあったのではないでしょうか。

スポンサーリンク