鉄拳さんの、このパラパラ漫画は、
亡くなった母親に宛てた実際のお手紙を元に作られています。
自分より体の大きい父を一人で背負い、
階段の上り下りをやっていた母。
僕がやるよ、と言っても、
「大丈夫、大丈夫。
あんたがぎっくり腰にでもなったら大変だからね」
と言って、明るい表情で介護に取り組んでいました。
ある日、父をデイサービスで送り出した後、
慌てて自転車で買い物に行く母は、
信号無視のダンプカーに巻き込まれる事故に遭いました。
帰らぬ人となった母。
母の残した箪笥の引き出しを開けると、
そこには、たくさんのサポーターが入っていたのです。
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