『素敵なお父さん』とされた著名人に贈られる
「ベストファーザー賞」を2016年に受賞しました。
2014年に結婚した奥様との間に、
まだ幼い二人の娘さんがいるユージさん。
ブログでも、育児に積極的に関わる
イクメンぶりを見せてくれていますが、
実はユージさんの奥様には、ユージさんと出会う前に
前夫との間にもうけた息子さんがいます。
当時23歳だったユージさんはそれを知ったとき、
「自分が若く、相手がバツイチでしかも子どもがいる」
ということに、かなり戸惑ったそうです。
自分の本当の父親じゃないことで、
この息子を愛せるのかという不安以上に、
「俺をお父さんと思ってくれるだろうか」
ということの方が不安だったといいます。
だけど、自身もかつてシングルマザーの家庭で
育ったというユージさん。
自分の幼少の頃と重ね合わせ、孤独に陥らないよう、
その息子さんにはきちんと向き合おうと心に決めました。
息子さんが小学六年生のころです。
授業参観の日でした。
この日、ユージさんは奥さんと二人で、
教室の後方に立っていました。
息子さんは『感謝したい人』
というテーマで、自分が書いた手紙を、
ユージさん夫婦の前で読みました。
「お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、友達…」
を『感謝したい人』に挙げて読まれ、
ユージさんは「お父さん」がないことに
「うわー!飛ばされた」と、かなりショックを受けたそうです。
家では、息子さんに「お父さん」ではなく、
フランクに「ユージ」と呼ばせていたそうで、
後日、息子さんと公園に遊びに行ったとき、
思い切ってユージさんは聞いてみました。
「作文に俺のこと書いてなかったね」
それに対し、息子さんからは
意外な返事が返ってきたのです>>>
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息子さんの返事はこうでした。
「本当はね、お母さんの次にユージって書いてたんだよ」と…。
だけど、参観にユージさんが来ることを知った息子さんは、
もし作文に
「パパはいつもテレビで忙しい…」なんて書いたら大変なことになる、との配慮から、名前を挙げなかったのだとか…。
ユージさんは「ありがとう」と言って、感動に震えたといいます。
授業参観時の手紙の代わりに、
という意味だったのでしょうか。
しばらく後に「お父さんへ」と書かれた1通の手紙が
ユージさんに手渡されました。
小学校を卒業する息子さんが、
感謝の気持ちをこの手紙に託したようです。
こんなお手紙でした。
「お父さんへ
いつも仕事をしてくれてありがとう。
全然休みもなくつかれているのに妹の世話や
僕の世話をしてくれてありがとう。
仕事が忙しくて運動会などの学校行事に来れないことが
ほとんどだけど、空いているときは必ず来てくれてありがとう。
家に帰ってくるといつも面白い事やってくれてありがとう。
お父さんは、とても有名で何でもできるので
皆にじまんできるお父さんです。
これから仕事も頑張ってください。応援してます。
まだまだ未熟なので、世話をかけると思います。
でもこれからもよろしくお願いします。 〇〇〇より」
ユージさんの仕事を理解・感謝し、
かつ応援している姿がうかがえます。
完全に本物の父と息子ですね。
実はユージさん、この手紙で初めて
「お父さん」と呼ばれたのでした。