高倉健さんが「ゴルゴ13」の映画に出てたんです。
作者のさいとうたかを氏は、まったく乗り気じゃなく、
提案した東映があきらめてくれるよう、無茶な条件を出しました。
「オール海外ロケ」「主演は高倉健」などなど
無理難題をつきつけました。
ところが東映は、さいとう氏の条件をすべて飲み、
イランとの合作、健さん以外はすべて外人俳優でいきました。
出来上がった作品は、
(個人的にいうと)あまりよくありませんでした。
冷酷無情、非人間的、殺人マシーンであるところのゴルゴに、
健さんの人間的な持ち味が加味されて、
どちらの「らしさ」も相殺されたような感想を受けました。
一緒に観た友達と「おもんなかったな」と言って
帰路についたのを思い出します>>>
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