まったくこれは観客もプレーヤーも
ストレスたまりまくりの誤審。
結局、このゲームは再開され、
ヤクルトは、次のバッター新庄剛志中堅手を歩かせ、
満塁策を取り、久慈照嘉遊撃手と勝負。
中飛に打ち取り、幻の本塁打で終わらなかった試合は延長に入った。
八木の一撃がウソのように静かな延長戦となった。
15回で勝負がつかなければ引き分け。
阪神は最後の最後の15回裏に二死満塁と見せ場を作った。
打者は途中から守備についた山脇光治遊撃手。
カウント2-1から、これが交代から9イニング目の岡林の133球目。
ハーフスイングだが、久保田球審の判定は「バットが回った」。
試合終了は9月12日午前0時26分。
試合時間にして6時間26分は、プロ野球新記録となった。
日をまたいでの試合終了4万5000人の大観衆は
既に2万人程度まで減っていた。
それもそのはず、最寄の阪神電車の終電はもう出た後。
阪神側は最後まで応援してくれたファンのために、
臨時列車を10本用意した。
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