【1992 誤審 球史に残る大事件】『そんなバカなことあるかぁ!! 』 ~ 幻のサヨナラホームラン 阪神 八木裕~

yakusukasa

ったくこれは観客もプレーヤーも
ストレスたまりまくりの誤審。

結局、このゲームは再開され、
ヤクルトは、次のバッター新庄剛志中堅手を歩かせ、
満塁策を取り、久慈照嘉遊撃手と勝負。

中飛に打ち取り、幻の本塁打で終わらなかった試合は延長に入った。

八木の一撃がウソのように静かな延長戦となった。

15回で勝負がつかなければ引き分け。

阪神は最後の最後の15回裏に二死満塁と見せ場を作った。

打者は途中から守備についた山脇光治遊撃手。

カウント2-1から、これが交代から9イニング目の岡林の133球目。

ハーフスイングだが、久保田球審の判定は「バットが回った」。

試合終了は9月12日午前0時26分。
試合時間にして6時間26分は、プロ野球新記録となった。

日をまたいでの試合終了4万5000人の大観衆は
既に2万人程度まで減っていた。

それもそのはず、最寄の阪神電車の終電はもう出た後。

阪神側は最後まで応援してくれたファンのために、
臨時列車を10本用意した。

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