最近では、自分の遺伝子上、乳癌のリスクが高いことにより、
発症前の予防として、両乳腺を切除する手術を受けたことで話題になりました。
そのことは「アンジェリーナ効果」と呼ばれ、
「乳癌」のリスクに耳目を集めることにもなりました。
アンジェリーナ・ジョリーさんは、当時夫であったブラッド・ピット氏とともに、
ジョリー・ピット基金というのを設立し、
数多くの慈善活動や寄付活動を展開しています。
その注目すべき人道支援活動などから、
彼女は、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)
の親善大使に任命されています。
そのような経緯で、国連安保理などでも
公開討論やスピーチを行う機会も持っています。
すごいですね。
2015年4月25日、彼女は国連安保理に出席し、
思い切り歯切れの良いスピーチを展開しました。
その話は、シンプルですが、
私たち一般市民の胸に届く「何か」が込められています>>>
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アンジェリーナ・ジョリーさんのスピーチの概要はこうです。
テーマは中東のシリア難民への支援について。
ジョリーさんの論点は大きく2つです。
1)討論することは重要です。
だけどほんとに重要なのは現地を知って、
行動を起こすことではないでしょうか。
安保理の皆さんは、現場に行って
シリア難民を訪ねてみてほしい。
彼らの苦しみや、地域でいかに大きな影響を受けているか、
直に見てきてください。
難民たちは、会合に参加できないのです。
こちらから彼らに会いに行かずにどうしますか。
2)安保理が機能しないと言われて久しいが、それはなぜか?
理事国が心を一つにして対処しないから、
力が行使されないのです。
シリア情勢をめぐり、アメリカ等やロシアが対立を続け、
自ら解決の糸口を見つけにくくしているのではないか。
(解決する気がないのではないか)
要するに、
「グダグダ言わずに、困ってる人の現場を見てきなさいよ。
理事国同士がツノ突き合わせてる場合ですか。
そんなことだから、いつまでたっても
国連が国連らしい仕事ができないのです」
…とまあこんな感じです。
高度な議論の場では、いろいろあるのでしょうが、
いや、それでも真理は常に、このようなシンプルなところに
あるような気がしてなりません。
参考URL :http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2477554.html