家宝の皿を家来に割られたら殿はどうするか?

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談の番町皿屋敷は皆さんよくご存じですね。

お菊という美しい腰元が、
お屋敷の家宝である10枚の皿のうち1枚を失くし、
お手打ちにあって、幽霊となるお話でした。

実は、その1枚はお菊を妬む者の仕業だったのですが、
殺されたお菊の幽霊は夜ごとうらめしげに、
皿の数を数えます。

「1ま~~い、2ま~~い……」と。

このお話しとよく似た実話が残されています。

似ていますが、殿様が違ったらこうなるというお話です。

後に会津40万石の大名となる加藤嘉明(かとうよしあきら)の
若い頃のお話しです。

嘉明には当時、ある宝物がありました。

それは南京の陶器である10枚そろった「手塩皿」。

大事な客が来たときは、
いつもこの手塩皿でもてなしていました。

ところがある日、側近の若者が誤って
皿を一枚割ってしまったのです。

若者は青くなり、
打ち首になるだろうと死を覚悟します>>>

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れを聞いた嘉明、
少しも顔色を変えず、
残りの9枚の皿を持ち込ませました。

そして、なんとその残り9枚の皿を
すべて割ってしまったのです。

「残りの皿をそのままにしておくと、
 この皿を出すたびにお前は仲間から白い目で見られるだろう。
 だったらすべて無くしておいたほうがよかろう」

笑って話す嘉明でしたが、
若者の目からは涙が止まりませんでした。

この若者が身命を賭して、主君に仕えたであろうことは、
想像に難くありません。

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