おばあちゃんのおにぎり 人を傷つけたらどうするか

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時中…と言ってももうおよそ70年も前のことだから、
戦争のことを知る人の方が少数派になってきました。

戦時中、母の通う小学校に集団疎開してきた少女がいました。

疎開先でもやはり食糧事情が悪かったらしく、
いつもお腹をすかせていました。

母の家は農家。

母はその少女と仲よしになろうと、
翌日その子におにぎりを持ってくる約束をしました。

しかし、母はそのことをすっかり忘れてしまい、
次の日学校に行きました。

結果、その少女との約束を破ることになったのです。

「ごめんね、忘れちゃった」

あっけらかんと母はその少女に言いました。

すると、本気でおにぎりを楽しみにしていた少女は、
しくしく泣き出してしまいました。

おにぎりなんていつだって食べられる母には、
少女がなぜ泣くのかわかりませんでした。

家に帰って、母親(わたしの祖母)にそのことを話すと、
母親の顔色がさっと変わったのです。

その後の母親(わたしの祖母)の行動に
わたしは胸しめつけられる思いになったのです。 

その行動とは・・・>>>

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親(わたしの祖母)は、何も言わずに台所に入って、
お釜一杯のご飯を炊きだし、
いくつもいくつもおにぎりを握り始めました。

大皿いっぱいのおにぎりを握って、祖母は母に言いました。

「すぐに持っていってあげなさい。
 そして何も言わずに、ごめんなさいだけ言って帰ってきなさい」

母は急いで、その少女に
大皿いっぱいのおにぎりを持って行きました。

その後、祖母は母には教訓めいたことなど、
一切言わなかったそうです。

言葉じゃなく行動で示してくれた教え。

それだけに、母は約束の重さと、また、
もし守れなかったらどう行動するかについて、
身を切られる思いで噛みしめたとのこと。

おにぎりの話になるたびに思い出す話。

そんな我が家は、お金はないけどお米は常に有り余るほどある。

「お米さえあれば、人間は生きていける」

それが祖母の口癖でした。

いつもありがたくいただいてます。

天国のばあちゃんへ  …孫より。

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