小野田 寛郎(おのだ ひろお)さんは、
情報将校として太平洋戦争に従軍し、遊撃戦(ゲリラ戦)を展開。
第二次世界大戦終結から29年の時を経て、
フィリピン・ルバング島から日本へ帰還を果たしました。
この時、小野田さん、51歳でした。
その後の小野田さんは「最後のサムライ」との賞賛と、
戦後フィリピンでの住民殺傷等を批判する勢力との狭間にいました。
自分への見舞金を同胞の眠る靖国神社へ寄付しましたが、
これも、反対勢力から護国神国復活との批判を受けました。
そんな日本から、小野田さん、
さっさとブラジルに渡りました。
30年以上「戦ってきた」小野田さんにとって、
自分を批判する人たちと「戦う」のは
もうこりごりだったんですね。
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