ファンを感動させる任天堂の修理サービス

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日うちのボウズが大事にしていたゲーム機を壊したんですよ。

ソフト基盤までいっちゃってるから「こりゃムリだな」と思い、
メーカー送りにしたんです。

ちなみにとっくに保証期間は過ぎてます。

ま、ユニット交換だから直るだろうけど、
交換した部分だけ新ピカじゃカッコ悪いから、どうせなら余分にお金払って、
樹脂の本体カバーは全部換えてもらおうとか思ってたんです。

品物送って、見積もりをもらい、
修理するかどうかを決めるという流れなんですが、
とりあえずダメ元で、1500円以下なら連絡なしで
進行してくださいと依頼してました。

そんな金額で直りそうもなかったから、まさにダメ元です。

連絡ないなーとか思いつつ待っていたら……来ましたよ。

連絡でなくて、修理されたゲーム機が戻ってきたんです。

綺麗な化粧箱に入れられていた現品を見てびっくり。

全部ケースが交換されて、外観は完全に新品状態。

しかも、請求額・・・・・ゼロ。

それだけなら、「儲かってるからかな?」で終わったかもしれません。

外観をよく見てびっくりしたんです>>>

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んと…ボウズが一生懸命にベタベタ貼っていたシールが、
壊れたゲーム機から綺麗に剥がされて、
ほぼ同じように貼り直してあったのです。

子供達の「オレの!♪」っていう気持ちを大事にしてくれてるんでしょう。

ピカピカの新品を送り返すのでなくて、
愛着を持ってくれている状態にまで戻して発送する。

しかも、シールが本当に綺麗に貼り直してあります。

思わず、目頭が熱くなりましたよ。

歳を取ると涙もろくなってねぇ…。

こういう仕事、決してニンテンドーのお偉いさんがやってる訳じゃないですよね。

何とか長とかでも何でもない、一社員さんがやってくれてるんです。

「仕事だから」「こうやれって言われてるから」
ってやってる仕事の出来栄えじゃないですよ。

送り返して、それを見て喜ぶ子供の顔を想像しながらやってるから出来る仕事ですよ。

間違いない。

その出来栄えから、子供に対する愛情を感じました。

箱を開けた瞬間のボウズの表情、やってくれた人に見せたかったです。

ニンテンドー、正直好きな企業ではありませんでした。
垢抜けない会社だなって感じで。

でも、完全に見直しました。

※【2ch】「ちょっといい話」を下敷きにしています。

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