少年時代、練習に行って殴られなかった日は無いくらい、怒られ殴られました。
朝から晩まで、休みなしに練習するのが当たり前の時代。
真夏でも練習中に水を飲めなかった時代。
耐え切れず、トイレの水や雨上がりにできた水溜りの水を飲んだ経験もあります。
だけど、そんなハードな経験がプロで通用する野球選手をつくった
・・・などということはないんです。
本当に野球が好きで、野球部に入った多くの少年たちが、
表面的なスパルタを嫌悪して野球をやめていきました。
やめて行った少年たち、・・・それに僕もどれだけ悲しかったことか。
今、日本の野球指導者にお願いしたいことがあります。
厳しい言い方かもしれないけど、「気づいて」いただきたいのです。
タバコを吸いながら、ミーティングをするのは止めてください。
練習中に、タバコすら我慢できない弱い人に、何が指導できるんでしょうか?
昼食に、ビールなど、アルコールを飲んで練習するのも止めてください。
夜まで、アルコールを我慢できない自分に甘い人が、子供達に何を指導するんですか?
コーチや監督の暴力問題などは、少年たちを指導する側の弱さに種があるのです。
子供達を指導する前に、自分の弱さを誰かに指導してもらってください。
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こんな表現をするように、桑田氏は、
PL学園時代に、後輩に手を挙げなかった唯一の部員でした。
でもPLの後輩だった片岡氏、立浪氏らが一番恐れたのは桑田氏だったそうです。
なぜ彼らは桑田氏を怖れたのでしょうか?
殴られないほうがよほど怖いのはなぜなのでしょうか?>>>
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片岡氏いわく。
『ミスしても怒らないし、「次は気ぃつけ~」としか言わないけど
目は笑ってませんでした。むしろ手を上げてくれた方がやりやすい』
暴力的指導を徹底的に嫌う桑田氏、
暴力は選手たちを思考停止にさせるとも言っています。
「非暴力」には、その対極として、
考えさせるという「怖さ」が秘められているのでしょうね。
桑田真澄氏の公式ブログ(2009年3月)から一部引用しています。