日本ラグビーのターニング・ポイントともなった試合の数々。
そう、2015年 ラグビーのワールドカップ、日本代表の感動的な戦いでした。
「ラ・ガール」と呼ばれるラグビー・ファンの女性が急増し、
応援グッズも飛ぶように売れました。
まず≪史上最大の衝撃≫と呼ばれた9月19日の南ア戦。
南アの選手は、世界で最も体が大きいことで知られていて、
身長2mを超える選手が何人もいました。
彼らの突進を二回りも体の小さい日本選手たちが、
タックルで止めにかかります。
なぎ倒されてもすぐに立ち上がり、何度も何度も、
大柄な相手に果敢に体をぶつけ、食らいつく。
そんな日本選手の姿に心を動かされ、
ラグビーの本場・イギリスのスタジアムの観客たちは、
試合終盤、総立ちで「ジャパン・コール」を送りました。
この奇跡的な勝利に貢献した立役者が、
チームの副主将である、ご存じ五郎丸選手です。
この試合での得点、34点のうち、
24点を叩きだす大活躍でした。
ただし、五郎丸選手自身は、チームの得点のうち、
何点が五郎丸のシェアだという評価を好んでないようです。
ラグビーをご存じの方はよく分かります。
得点を叩きだすゴール・キッカーは、1つの役割です。
その他のペナルティ・キックも含め、
ゴール・キックに至る過程には、チーム全員の働きがあり、
いわば、全員の働きの褒美として、キックのチャンスが与えられるわけです。
だから、諸々のプロセスではなく、ゴールという結果だけで、
五郎丸個人が褒められることを彼が嫌っているのでしょう。
そんなフェア精神があるから、
また五郎丸選手に人気が集まる、ということでもあるようです。
そして、数日後のサモア戦。
これも大型選手の集まりでした。
日本代表は、この試合でも勝利し、日本人ばかりでなく、
多くの国からの賞賛を受けました。
サモア戦終了後のことです。
注目の五郎丸歩選手に驚くべきことが起こりました>>>
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まずは、五郎丸選手の嫌う、結果からのお話ですが、
この日、サモア戦ではペナルティゴール4本、コンバージョンゴール2本を決め、
16得点を挙げた五郎丸選手でした。
W杯通算45得点とし、日本歴代1位だった栗原徹の記録(40得点)の記録を更新、
「マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)」にも選ばれました。
しかし、五郎丸選手は、
「試合のMVPカップより嬉しいものをいただいた」と言います。
それは、
敵チーム「サモア」から選ばれたMVPという栄誉でした。
「マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)」に選ばれたよりも嬉しいと告白しています。
「敗者となった彼らから貰った贈り物は、
試合のMVPカップより価値があり、
我々もこんなチームになりたいと思えた」
と敗れながらも対戦相手を称えるサモアに、五郎丸選手は感服していました。
ラグビーの試合終了は、「ノーサイド」とコールされます。
もう、二つのサイドは無くなった。ひとつだよ、という合図です。
文字通り、試合が終わったら敵も味方もなく、
素晴らしいプレーに対する賞賛を惜しまない。
それをサモアチームが体現しました。
ラグビー人気、これからも高まりそうです。
参考URL:http://news.livedoor.com/article/detail/10666596/