長年赤ちゃんを切望した夫婦の悲劇と奇跡

50414

ーストラリア・クイーンズランドに住む
ケイトさんとデーヴィッド夫妻は、
長年切望していた子供を授かり、
しかもそれが双子だと知り、喜びの絶頂でした。

しかし、順調に始まった妊娠ですが、
6か月の時に赤ちゃん達の容態が急変。

ケイトさんは分娩室へと運び込まれ、
男の子と女の子の双子を出産しました。

羊膜に包まれたまま生まれた二人のうち、
娘はすぐに産声を上げましたが、
息子は静かなまま。

呼吸も止まってしまい、
医師や助産師たちの努力も空しく
その場で死亡が確認されました。

ケイトさんは息子が、
まだ息をしようとしているのを見た気がして、
医師にそう告げました。

わが子を亡くしたばかりの母親の言葉に、
同情の表情を浮かべた医師は、
家族水入らずで過ごせるようにと、
亡くなった赤ちゃんを、ケイトさんに渡しました。

冷たい息子の身体を温めようと、
ケイトさんはデーヴィッドさんにシャツを脱いで、
一緒に息子を抱きしめるよう呼びかけました。

夫婦は最初で最後の息子との、
抱擁の時間を過ごすことにしたのです。

生まれたばかりのわが子が、すぐさま召されてしまうなど、
どんな親も受け入れられるものではありません。

夫婦は、まるでその子が生きているかのように、
色々なことを語りかけました。

彼の名前、
一緒に生まれた妹のこと、
ママとパパが彼らを授かるために、
乗り越えた数々の苦難・・・。

夫とともに涙を流しながら
息子との最後の時間を過ごしていたケイトさんは、
ある瞬間、ハッとして夫と顔を見合わせました>>>

スポンサーリンク

↓Facebookからの続きは、こちらからどうぞ↓

50414_1

イトさんは、自分の腕の中にあるわが子の変化に気づきました。

わが子のかすかな息吹、
そして、眩そうに目を開こうとしているのです。

さらに彼は父親デーヴィッドさんの指を
小さな手のひらで握りしめたのです。

奇跡の日から5年の月日が経った現在、
双子のジェイミーとエミリーは、力強く成長し、
その後に生まれた次男のチャーリーと三人、
毎日元気に仲良く暮らしています。

難しい出産だった双子ですが、
二人とも今日のこの日まで、
大きな病気を患うこともなく過ごしてきました。

ケイトさんは最近、初めて出産時のことを子供たちに話しました。

あの時ジェイミーは、天国に旅立っていたかも知れないことを知ると、
双子のエミリーは泣き出し、ジェイミーをきつく抱きしめたそうです。

ケイトさんとデーヴィッドさんは、この経験を活かし、
未熟児や病気に苦しむ新生児を持つ家族のために、
チャリティー活動を通して基金を募る
「Jamie’s Gift(ジェイミーの贈り物)」という名の
コミュニティサイトを開きました。

デーヴィッドさんは現在、
5月に開催されるチャリティー・トライアスロンに向けて、
猛特訓中です。

愛するわが子を失う悲しみを味わった二人だからこそ、
同じ状況で苦しむ家族のために、
出来る限りのことをしたいと考えた末の決断でした。

今、ケイトさん夫婦は、子供たちとの一日一日を噛みしめ、
ただ元気に成長してくれているという事実が、
どんなに素晴らしいことかを忘れずに過ごしているそうです。

スポンサーリンク