しかし、意外なことに、彼女は大の動物好きで、
自宅には何匹もの猫を飼っています。
動物愛護にも熱心で、引き取り手のない猫や犬を
預かることもしばしばです。
東日本大震災から2年後、あるバラエティ番組で、
杉本さんの自宅を取材した際、飼っている猫が映りこんでいました。
一匹の猫を、杉本さんが紹介しました。
「この子は、被災地からここに引き取ったんです」
たまたま、元の飼い主の方が、その番組を録画していたそうです。
何度も見直して、独特のしっぽの柄から、うちの猫に間違いない、
と確信したその飼い主さんは、杉本さんに感謝の手紙を書いたといいます。
震災で生活環境の変わったその飼い主さんが、
猫を引き取ることはできませんでしたが、
引き続き飼うことになった杉本さんも感無量でした。
「かつて、この子たちを可愛がっていた飼い主の方がいて、
その方たちが無事でいらっしゃると分かってほっとしました」
と語っていました。
また彼女はある時、道で瀕死の状態で轢かれていた猫をみつけました。
助からないかもしれない。
だけど、何とかしてあげたい。
猫は血だらけでしたが、杉本さんは自分の服が汚れることも構わず、
病院に向かって走りました>>>
↓Facebookの続きは、こちらからどうぞ↓
病院に着くと、その猫の首輪から飼い主が分かりました。
連絡すると、飼い主の方はすぐに向かうとのことでした。
その猫の身体はもうボロボロで、手の施しようがない状態でした。
それでも飼い主さんが到着するまで、何とか意識を保っていました。
到着した飼い主さんは、酷い状態の愛猫と対面しました。
そして愛するペットを胸に抱いて、泣き崩れました。
結局、その猫はそのまま息を引き取ってしまいました。
普通なら、道で轢かれた猫にかまう人などまれでしょう。
しかしながら、それを病院まで運んだ杉本さん。
その人が有名なタレントさんだったことに驚きながらも、
飼い主さんは、杉本さんの行為に感謝することしきりだったそうです。
最愛のペットの最期を看取るのは、つらいことですが、
そばにいてあげるのは、飼い主として、せめてもの救いです。
猫の気持も、飼い主の気持もよく分かる杉本さんだからこそ、
なりふり構わず、ひとつの生命に向き合ったのでしょう。