遅刻常習の人、悪気がないから本人は気づかない

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とA子、B子とはいい友だちで、よく3人で遊んでいます。

色々なところに遊びに行き、
時には3人で旅行に行くこともあります。

しかし一つだけ不満がありました。

それはA子が待ち合わせの時刻を、いつも遅刻してくることです。

ほとんど30分前後遅れることが常です。

しかも、毎回言い訳をしては、
ちゃんとした謝罪もなく、反省もしてない模様。

「まぁ、いつものことか」

そんなこと思いながら、私は諦めかけていました。

そんなある日、3人で県外に旅行に行くことになり、
新幹線を利用しての移動に。

指定席を予約しており、
遅刻が許されない状況だったので、
A子には口を酸っぱくして念押ししていました。

「とにかく遅刻厳禁!」

しかし、A子はそれでもやはり遅刻です。

何とか新幹線にギリギリ乗ることが出来たものの、
かなり大慌ての状況でした。

それに対し、謝罪をするどころか、
A子は、いつも通り言い訳を繰り返していました。

そんな時、いい加減にあきれ返ってしまったB子が、
今まで一度も言わなかったのに、口を開いたのです。

それは、A子にとって重要な意味を持つ話だったのです>>>

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子が言いました。

あのさ、○○っていつも遅刻するよね。

友達だからって許してもらえると思ってる?

いつになく真剣な顔で話すB子の表情に驚き、真剣に聞くA子。

確かに許しているよ、友達だから。

けどね。いい加減に度が過ぎていると思う。

だって、○○って、遅れてもいつも謝らないよね?

○○は、当たり前のように遅れて来るけど、
この日、その時間と【約束】をしていることに対して、
破ることに悪気はないの?

もう一度言うけど、私たちは友達だから許している。

けど、社会に出て、
先輩だったり上司を待たせるようなことをしちゃダメだよ。

そうB子は話しました。

A子は半泣きになりながら、私たちに初めて謝罪。

それ以降、A子の遅刻は完全になくならないものの、
少しずつ時間も縮まり、何よりも遅れて来ることに対し、
誠意をもって謝罪をするようになりました。

あなたの周りにもこのような人はいないでしょうか?

本人たちは、それが「当たり前」と思っているがゆえ、
悪気はほとんどありません。

本人の常識の中に、「遅れるのが当たり前」
とセットされているかのようなんです。

本人に気づいてもらうためには、
こちらから思っていることを伝えることも大事だと思います。

友達ならなおさらのこと、言いにくいことを
言ってあげるのが友情でもあります。

また、もし万が一、自分がよく遅刻する方だなと思い当たる方は、
気づかないうちに、人を不快にさせている可能性もあります。

時間に対する観念って、
一般に、人の信頼性を測る物差しみたいに扱われてますから。

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