わたしは、またどうせすぐ飽きるだろうと思いつつも、
毎晩、少しずつ字を教えていた。
いつもの飽きっぽさがなかなか出てこない。
毎日、娘はわたしの袖をひき、字を教えてとせがむようになった。
そして、何だか次第に娘が明るい子になっていくような気がしていた。
ある日のこと。
娘の通っている保育園の先生から電話があった。
「○○ちゃんから頼みごとをされたんですよ(笑)
神様に手紙を届けてほしいって言われたんです」
娘は、保育園の先生に小さな封筒に入った手紙を託していたのだ。
受話器の向こう側の先生と話し合い、
その封筒を開封することにした。
先生に読んでもらった娘の手紙の文面に、
わたしは、ハッと胸を突かれる思いになった>>>
スポンサーリンク
↓Facebookの続きは、こちらからどうぞ↓
保育園の先生に娘の手紙を読んでもらった。
「いいこにするので、ぱぱをかえしてください。おねがいします」
と書いてあったそうだ。
ダンナは去年、交通事故で他界した。
娘が字を覚えたかったのは、神様に手紙を書くためだったのだ…。
受話器を持ったまま、
わたしも先生も声を出して泣いてしまった。
「もう少ししたら、パパ戻ってくるんだよ~」
最近、娘が明るい声を出す意味がこれでやっとつながった。
娘の心と、今は写真でしか会えないダンナを思い、涙が止まらない。