1987年、当時のドイツは東と西とに、ベルリンの壁で分断されていました。
東は社会主義、西は資本主義の体制です。
そんな折、西ベルリンで行われたベルリン市制750年祭典で、
いかにもお祭りらしいイベントが行われました。
7000発もの花火が夜空を彩ったのです。
この花火は、日本の花火師、佐藤勲さんたちが打ち上げたものです。
その後の記者会見で、佐藤さんがなかなかの談話を残しました。
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記者会見で佐藤さんが述べました。
『ベルリンの地上には壁はありますが、空に壁はありません
日本の花火はどこから見ても同じように見えます。
西のお方も東のお方も楽しんでください』
この言葉は翌日“空に壁はない”と西ドイツの新聞の一面を飾りました。
その2年後のことでした。
1989年、歴史的な「ベルリンの壁の崩壊」が大きくニュースで流れたのです。