印刷報道などに与えられる、アメリカで最も権威ある賞、
ピュ―リッツア賞を受賞したこともあります。
彼は1936年に起こったスペイン内戦や1938年の日中戦争、第二次世界大戦など
5つの戦場に赴き、最前線でシャッターを切り続けました。
また戦闘そのものの写真だけでなく、
終戦後の街の変貌や無邪気な子供たち、兵士たちが見せる素顔なども撮影。
レンズを通して、戦争のさまざまな側面を見つめてきた彼は、
戦争が終わることをいつも望んでいました。
ある時彼は、インタビューでこんな質問を受けました。
「戦争写真家としてどのような仕事をしていきたいですか?」
それに対する彼の答えはふるっていました。
現在でも、多くの人が頷きたくなるような返答でした>>>
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戦争写真家、ロバート・キャパの答えです。
「戦争写真家である私の願いは、私自身が失業してしまうことです」
彼は戦争写真家ですから、もし世界中から戦争がなくなれば、
自分の仕事もなくなると考えたのです。
また第二次世界大戦が終わった時には、
「ロバート・キャパ 戦争写真家 現在失業中」
と書かれた名刺を、嬉しそうに周囲に配っていたそうです。
しかし、彼の願いが叶うことはなく、戦争は世界の各地で起こり続けます。
そして1954年、彼は第一次インドシナ戦争の取材中、地雷に接触して命を落としました。