俳優の阿藤快さん（69）が15日午後、
東京・新宿区内の自宅で死亡しているのが見つかりました。
病死とみられます。
警視庁などによりますと、午後2時ごろ、
阿藤さんが仕事に来なかったことを心配した事務所の関係者が、
新宿区にある阿藤さんの自宅を訪ねました。
自宅のベッドで寝ている状態で見つかったとのことです。
発見したスタッフによれば
「苦しんだ様子もなく、“快さん”と呼びかければ
起き上がりそうだった。
眠ったまま亡くなったようだった。
部屋のカーテンも閉まったままでした」といいます。
事務所のスタッフによると、最近疲れた様子を見せ、
「背中が痛い」と言っていたともいいます。
周囲が心配して湿布などを勧めたところ、
８日に仕事先の福岡でマッサージを受け、
「もう大丈夫！」と笑顔を見せていたそうです。
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名脇役だった阿藤さん、学生時代は弁護士を志し司法試験の勉強に勤しみますが、
2年時にドイツ語の単位が足りず断念しました。
大学卒業後、劇団俳優座の舞台部に加入。
後に原田芳雄の薫陶を受けたことと、中村敦夫の誘いをきっかけに
役者を目指すようになりました。
最近では、出身地である小田原市の小田原ふるさと大使に就任。
また小田原市が主催する小田原映画祭の実行委員を第1回（2005年）より務めており、
第2回（2007年）から実行委員長も務めるなど、地元への恩返し活動を行っていました。
６９歳になったばかり。
まだ若い阿藤快さんの惜しまれる急死です。
どうぞ安らかに、ご冥福をお祈り申し上げます。