憎らしいほど強かった横綱 北の湖。さらば永遠のヒール

横綱・北の湖理事長が逝去されました。

まだ62歳。早すぎる死です。

横綱時代には、あまりにも安定的に強くて、
初代貴乃花関と対照的に、やや憎まれ役の役回りになっていました。

それでも、この人は、ひたすら孤高の人のように見えました。

横綱という頂上の位置にあって、
ただ「勝つ」というそのことで重責を担ってきました。

いろいろ言いたいことがあっても、
言葉ではなく、力と技で結果を示す。

「どうだ!」と言わんばかりのふてぶてしい態度。

理事長となってからも、大相撲逆風の時にあって、
汚れ役を引き受けざるを得なかったようです。

逆風が吹き荒れるとき、決してこの人は
不運を誰かのせいにしたり、逃げたりはしませんでした。

どうでしょうか。

せめて、奥さんやご家族の前では、少しはだらしなく、
ダメな面も見せるお父さん、

北の湖さんが、そんなお父さんであったなら、
なんとなく、おっちゃんは心休まる思いがします。

さようなら、憎らしいほど強かった横綱 北の湖。

どうぞ安らかにお眠りください。

動画は、ライバル輪島との手に汗握る熱戦の模様です>>>

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