ある夏の日のお昼時、おじいさんからの爽やかな風

1-12
休みに入って初めての日曜日でした。

主人と息子、娘の4人でレストランへ食事に出かけました。

部活で野球をしている息子は、今日だけは休みということなので、
食事の後、午後からは高校野球の地区予選決勝を見に行こうと
計画してのお出かけでした。

ちょうどレストランへ行こうとして駅前を歩いていると風が強く吹き、
たくさん止めてあった自転車の一台が倒れました。

みんな知らんぷりして通り過ぎて行きます。

私たちも知らんぷりして通ろうとしたとき、足が不自由なのでしょう、
杖をつきながら歩いて来たおじいさんが、杖を地面に置くと、
その自転車を起こそうとしました。

私たち4人は恥ずかしくなり、すぐ駆け寄って手伝いました。

そして起こし終えると、おじいさんは私たちに言いました。

そのほんのひとことの言葉は、
私たちの胸に夏の日の爽やかな風を送りこんでくれたのです。

そのおじいさんの言葉とは・・・>>>

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じいさんの言葉はこうでした。

悪かったねえ。せっかく家族でお楽しみのところを・・・・・・」

こんな言葉をかけてくれて、そのまま行ってしまいました。

・・・ご自分のお身体の不自由さをかえりみず。

私たちは何も言わず、黙って歩きました。

それぞれの胸の中はみな同じことを考えているのが、手にとるように分かりました。

そして、いい夏休みになるような気がしました。

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