人の葬儀を義理だけですませたくない

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でも、なぜだか絶大なる人気の田中角栄氏です。

被告の烙印を押されてからも、
彼の元を人が離れず、
なおかつ人の心を鷲掴みにする人間力。

人間力豊かであるがゆえに、
それに比例してアクや闇の部分も強調されます。

その分だけ、角さんを物語るエピソードは、
数多くあります。

ほんの一つまみではありますが、
そのうちの幾つかをご紹介したいと思います。

祝い事には遅れてもいい。
 ただし、葬式には真っ先に駆け付けろ。
 本当に人が悲しんでいるときに、
 寄り添ってやることが大事だ

角さんは、どんな政敵の葬儀にも真っ先に駆け付け、
涙を流してその死を悼みました。

葬儀から1週間が経過したとき、
改めて、花を届けさせたそうです。

1週間、…それには、角さんなりの、理由や道理があったのです>>>

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れは、こういうことでした。

角さんはこう語ったそうです。

最初の花が枯れる頃だ。

 遺族も一番悲しみが募る

人が悲しんでいる時、本当に悲しみを共有できるか。

人が喜びを感じた時、本当に心から祝福できるか。

田中角栄氏は、「偽りのない感情」を人に伝えることで、
多くの人の記憶に残る政治家になったわけですね。

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