子どもが3歳を目の前にしているのに、まだ「二語文」が出てこない。
二語文とは「ママ、好き」など二つの単語からなる簡単な文章のこと。
多くのお子さんは、二歳ころには二語文で喋ります。
専門医に、色んな検査をしてもらい、
今のところ病名を付けるようなものではない、と診察されました。
でも不安で不安で仕方なかったのです。
いつもバス停で一緒になる顔なじみの女性が、
声を掛けてくれました。
「どうなさったの?元気がなさそう」
その時、私は勇気をもって告白しました。
「うちの子、まだお喋りが出来ないんです。
だから、お声をかけていただいても、お答えが出来ずすみません」
そしたら、女性は笑いながら、
「大丈夫、大丈夫、いつか喋れるよ。
ね~、言ってることは分かってるもんね~」
と子どもをあやしてくれました。
その告白以来、その女性は息子に
何かと多めに声をかけてくれるようになりました。
また息子の答えが返ってこなくても、
タッチをしたり、頬っぺをなでたり、
スキンシップを多くしてくれました。
ある日のことです。
その日は、バスに乗る日ではありませんでしたが、
息子と二人で散歩中に、その女性と顔を合わせました。
女性は、息子の手をつなぎ、三人で横並びになりました。
やがて、女性は別方向に向かうので、
そこでお別れすることになりました。
女性が、息子に両手を大きくヒラヒラさせて、
「バイバーイ…」と挨拶をしました。
その時のこと。
息子にようやく変化が訪れたのです>>>
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女性とお別れした後、息子は女性の方を指さして言ったのです。
「あっち、いく」
そして、私とつないだ手を強く引っ張るのです。
そう、初めての二語文が息子の口から発された瞬間のことでした。
他の方にとっては何でもない、小さなことでしょうが、
その時の私にとっては、夢のように嬉しい瞬間だったのです。
その嬉しさに思わず涙がこぼれ落ちました。
ありがとうございます。
笑顔でいつも接してくれた貴女。本当に感謝しています。
子供と向き合って必死になってる私を咎めることもなく、
いつも笑顔で、大丈夫と言ってくれた貴女のおかげです。
子どもをこのように救ってくれただけじゃなく、
私自身がいつも救われていたのでした。
貴女のように大きな笑顔で、
次は私も誰かのお役に立てるように心したいと思います。