琴奨菊、落ち着いて取り切りました。
その瞬間、テレビでは
場内に駆けつけたお父さんの姿が映し出されました。
おじいさまの写真を土俵側に見せて、号泣されています。
故郷、福岡県柳川市の皆さんの大変な歓声も、
こちらまで伝わってきます。
琴奨菊が下がる花道には、
中学からのライバルで親友の豊ノ島が待っていました。
この豊ノ島もよく優勝に花を添えてくれました。
やはり親友らしく、琴奨菊に唯一の黒星を与えたのが豊ノ島でした。
勝負師の友情は、こんな風に発揮するものだと僕らに教えてくれたようです。
それにしても、よくぞ10年ぶりの日本国出身力士の優勝。
もちろん、これまでの外国人力士の活躍がなければ、
今日の大相撲の人気復活はなかったことでしょう。
特にモンゴル出身力士の大相撲への貢献には、
誰もが否定などできないところです。
そして、多くの相撲ファンの心の中に「外国出身者」への差別は無く、
とはいえ、10年もの間、日本国出身力士の優勝がなかった、
そのことが少し寂しかったのです。
本日、その10年ぶりの出来事が大相撲ファンに訪れ、
なんとも言えない感慨を味わうことになりました。
琴奨菊、優勝を決めた一番の動画をどうぞ>>>
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優勝力士インタビューでは、
土俵上の厳しい表情とはうって変わり、満面の笑みです。
これまで苦しいときにも、周囲の方や親方、支援してくれた方々がいました。そしてルーティンをやるための若い衆にも助けられました。
ほとんど挙げられるだけの人たちを挙げて、
皆さんのおかげですとの感謝の言葉を訥々と述べていました。
豊ノ島もこう語りました。
優勝してくれて本当に「うれしい」相手です。
同時に優勝されて「悔しい」相手です。
この気持ちを抱いていきたい。