このお話は海外発で、実話が人伝てに伝わるうちに、
若干の脚色が加わったものと思われます。
そのため「出来過ぎじゃないか」という感想があるでしょうが、
そこは、豊かさということを考える上でのエピソードとして
受け取ってみて下さい。
とある大富豪の男性が、
自分の息子を田舎の土地に送りました。
裕福な生活を当たり前と思っている息子に、
一度「貧しさ」というものを体験してもらい、
自分たちの生活がどれだけ幸せなものか、
それを実感してもらいたかったのです。
息子は田舎に送られ、その土地の家族と生活をともにしました。
そして数日後、
父親は、帰ってきた息子に、貧しい生活が
どんなものだったか、その感想を聞きました。
父「あちらでの生活はどうだった?
こちらの生活とあちらの生活はどう違ったかな?」
息子「あちらの生活はよかったよ。
生活の違いは、もう沢山あったよ!」
息子の答えを聞いて、父親は安心しました。
ああ、息子は田舎の生活を体験し、いい感じを得てきたのだ。
現在の生活がいかに満たされているかに気づいてくれたのだ。
そう思ったのです。
しかし、息子が言った言葉は意外なものでした>>>
↓Facebookの続きは、こちらからどうぞ↓
息子は父親の問いに対し、
堰を切ったように答えました。
僕たちは犬を一匹飼ってるよね。
でもあの家では、四匹も犬を飼っているんだよ。僕たちの家には、きれいに浄水された水が張られたプールがあるけど、
あの家には、とっても大きな池があって、
その池はすごく透き通ってて新鮮なんだ。
しかも、そこには魚もいたんだよ!それから、僕たちの家には庭を明るく照らしてくれる照明があるよね。
あの家にはそれが無いけど、その代りにお月さまとお星さまが
庭をきれいに照らしてくれるんだよ!それからそれから、僕たちの家の庭は壁に囲まれているよね。
でも、あの家には壁なんて無いんだ。
まるで、ずっと先の地平線まで庭が続いているみたいなんだ!
壁が無いから、あの家はいつでも友達を迎えられるように、
ドアでさえ鍵をかけていないんだ!それに、この街では、みんな携帯とパソコンが
僕たちをつなげてくれているよね。
あの村では、家族や自然がみんなをつなげているんだよ。
父親は、驚きのあまりしばらくの間、声が出ませんでした。
息子は最後に満面の笑みでこう言いました。
「お父さん、僕たちが本当はどれだけ貧しいのか、
そのことを教えてくれたんだね。本当にありがとう!」