人は、案外ほんの通りすがりの
ちょっとしたひと言で救われる気持になることがある。
もう何年も前になるけど、
毎日会社を辞めたくてしかたなくて、いつも
「今日こそやめてやる」と言うことしか考えてない時があった。
その日もそうだった。
混み合った電車からゴミのようにホームに押し出された。
乗り換えの駅の通路で、寒いからコーヒーを買って飲んでたら、
酔っ払いのおじさんが近寄ってきて何か言ってる。
「なんだ朝から酔っ払って…あっちにいけよ!」
と思っていたら、そのおじさんが言った>>>
スポンサーリンク
↓Facebookの続きは、こちらからどうぞ↓
「お姉ちゃん。なんでそんなに悲しい顔してるの。
どっかに戦いに行くときのような顔してるよ。
あんたがそんな顔してたら、
あんたのことを大事に思っていてくれる人は、きっと悲しいと思うよ。」
そのときの自分は、どんな顔をしてたんだろう。
「おじさんも色々あったけど、なんとか生きてるよ。
元気が一番だよ。笑ってみなよ」
自分は”にっ”と笑顔を作ってみた。
上手く笑えたかはわからない。
でもおじさんも笑って、
「いい顔だ」
そう言って雑踏の中に消えていった。
何か分からないけど、そのとき涙が出そうになった。
どこの誰かもしらない、
もう会うこともないおじさん、
どうもありがとう。