昔から、
「日本の女性は、男性から三歩下がって」
ついていくような人が望ましい、
などと言われていました。
恐らく皆さんよくご存じのことで、
今、そんなことを言い出せば、古くさいとか、封建的とか、
場合によっては、セクハラ扱いまでされかねません。
この「三歩下がってついていく」という女性の所作が、
なぜ望ましいとされてきたかと言うと、
『男を(後ろから)立てる』
『男を(後ろから)支える』
というニュアンスがあるからでしょう。
さらに「しおらしくする」というニュアンスが、
「三歩下がってついていく」のイメージとなっており、
「男は働き、女は家庭を守る」というのが当たり前だった
昔の時代の中での理想像にぴったりだったからと言われています。
しかし、この「三歩下がってついていく」という所作、
そのルーツをたどると、全く違う意味が込められていたこと、
ご存じだったでしょうか?
それは決して男尊女卑を意味するものではなかったのです>>>
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日本女性の「三歩下がってついていく」という言葉には、
男性が女性を「守る」という強い意志が込められていたのです。
その意味とは、
「何かあったら(俺が守るから)お前だけでも逃げろ」ということ。
つまり、いざ何かあったときは、自分が敵と対峙する間に、
後ろに逃げろという意味だったのです。
昔の武士が太刀を抜く、
その邪魔にならない距離を三歩とみなしていました。
大刀を抜く距離三歩、女性を守れるように、
相手に対峙しかばうための武士の心得であったとのことです。
”三歩下がって”は、女性の控えめな仕草を表わす言葉ではなく、
女性が男性から大切にされているのを示す言葉だったのです。
男が男でありえた時代の、
雄々しくも愛を感じさせる言葉のルーツでした。