私の旦那と古い友人の関係、胸騒ぎを覚えて…

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しぶりに連休を取り、ずっと行きたかった沖縄へ…
旦那と二人で旅行です。

子供を両親に預かってもらい、
旦那と二人だけの旅行でした。

二人だけでの旅行は数年ぶりだったこともあり、
とてもリラックスでき、大満足でした。

カメラやスマホで写真をたくさん撮りました。

旅行から戻ったある日、高校時代の
旧友と久しぶりにランチへ。

彼女は、就職後、少しして海外赴任しました。

その日は、大学卒業以来の再会だったのです。

本当なら、結婚式にも真っ先に
駆け付けてくれるような間柄でしたが、
式の日は残念ながら、彼女は海外にいたのです。

色々と話をしていると、
あっという間に1時間ほど経っていました。

私がトイレに立ち、戻ってくると、
彼女はテーブル横に置いてあった私の紙袋を指さしました。

「何これ?写真みたいだね」

そうでした。沖縄旅行の写真をプリントアウトして、
簡易アルバムにとじ、紙袋に入れていたのです。

そうそう!

私、5年前に結婚して、旦那と久しぶりに
夫婦水入らずで沖縄旅行に行って来たの。

その写真を、さっきプリントアウトしたんだよ。

私がそう言うと、彼女は是非、写真を見たいと言いました。

少しテレながら、ツーショット写真の数々を見せると、
なぜか彼女の表情がみるみる変化していきます。

目が真剣な光を放っています。

彼女は私にこう聞きました。

「この人、…ほんとうにアナタの旦那?」

何だか彼女の真剣さに気圧されながら、
ええ、と頷いた私に、彼女は続けて言いました。

「会わせて欲しい」

静かに写真をテーブルに置き、
旦那に会わせて欲しいと言い出した彼女。

「彼を知っているの?」

私は、胸騒ぎを覚えながらも、
なぜ彼女が旦那の写真を見て驚いているのか、
知らずにはいられなくなりました>>>

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女は答えて言いました。

「アナタの旦那さんを知ってるわ。
 私、アナタより先に旦那さんのこと、知ってるかも」

彼女が何を言ってるのか、理解できませんでした。
何かの間違い、または人違いかと再度聞き直しました。

彼女は、やや確信に満ちた表情で、
そして、気持を鎮めながら話してくれました。

「あなたの旦那さんね。私の命の恩人なの。

 顔はハッキリ覚えてる。

 私がまだ就職してすぐの時、
 会社から帰宅途中でひき逃げにあったの。

 意識が無くて、その場のことは分からないんだけど、
 通りかかった人が助けてくれて、
 病院まで運んでくれたの。

 病院でもずっと付き添ってくれていたその人に、
 意識が戻ってすぐお礼は言えたんだけど、
 その人の連絡先を聞く前に、いなくなっちゃって…」

お医者様からは、時間帯が真冬だったから、
もしその男性が助けてくれなかったら、
意識を失ったまま、そこに放置され続けて、
命を落としていたかもしれない、と言われたそうです。

「どうしてもお礼を言いたかったんだけど、
 警察が事情聴取しに病院へ来たときには、
 もう居なかったからどうしようもなくて。

 それが、この人、アナタの旦那様だったのよ!」

彼女から、話を聞いた時に、
まさかそんな偶然があるわけないと、
半信半疑でした。

その場で旦那に電話をして、
この事故のことを聞いてみると、

旦那もはっきりその事故のことを覚えていたのです。

その時の女性が、私の旧友だと知り、
旦那も驚いていました。

そして元気で良かったと喜んでくれました。

彼女が旦那を知っていると言ったときには、
一瞬、嫌な胸騒ぎを覚えたものの、
それが、嫌な予感が外れてホッとしたばかりか、
改めて、彼のことを見直すことになり、
この落差に幸福感を感じる私でした。

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